アドバンストジェネリック

アドバンストジェネリックへの取り組み

医療現場における医療事故を限りなく減らしたい、患者さまに安心・安全な医薬品を届けたい――。
その願いと想いを形にするため、進化型レーザー印刷などの最新技術を導入し、新たな付加価値を加えた「アドバンストジェネリック」に積極的に取り組んでおります。

アドバンストジェネリックへの取り組み

情報提供

情報提供

添付文書情報の電子的提供

当社では、日本で初めて(※1)、製品個装箱に表示された二次元コード(※2)から最新の添付文書情報が閲覧できる取り組みを開始しました。
※1 2015年、当社調べ ※2 QRコード

このシステムは他社でも採用されるようになり、添付文書情報の電子的提供は2021年に法規制化されました。(※3,4)
※3 経過措置期間;2023年7月まで ※4 GS1コードを採用

この電子化によって最新の電子添文等が確認できますので、下記の方法でご利用ください。

「添付文書の電子化について」(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構website)

添付文書情報の電子的提供

原薬製造企業名、製剤製造企業名の公開について

2016年に報告された医療機関・保険薬局のアンケート調査結果によりますと、後発医薬品メーカーに対して「製造関連情報ならびに品質情報の公開・提供」が強く望まれております(厚生労働省/平成28(2016)年度ロードマップ検証検討事業報告書 概要」)。

大原薬品では、その調査に先立ち2010年から「原薬製造企業名」を(国内初)、2015年から「製剤製造企業名」を弊社の品質情報集(大原版オレンジブック)にて公開・提供してまいりました。医療関係者の皆さまの関心事である安定供給や品質の関連情報として、現在は「原薬製造企業名」、「製剤製造企業名」共に弊社のホームページ上で公開しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

原薬製造企業名
製剤製造企業名

医療事故防止対策

両面印字(2011年より)

薬剤の一包化を行う際、正確に効率よく監査できるよう、また、患者さんが飲み間違えないよう、錠剤の両面に成分名や含量などを印刷しています。

錠剤に文字を印刷するレーザー印刷は、当時、片面のみの印刷しかありませんでしたが、「両面印字はできないか」という調剤薬局の現場の声がきっかけとなり、錠剤印刷機メーカーとの共同開発により「錠剤への両面印字」が成功しました。

2011年より、両面印字された製品の供給をスタートし、その後、一般に広く使用されるようになりました。
素錠にも印字ができるインクジェット印刷、コントラストの高い印字ができるパッドスタンプ印刷なども駆使し、錠剤に応じた印字方法を採用しています。

また、調剤薬局などの現場の声を活かし、成分名、含量、会社名の順に印字したり、間違えやすい成分含量を強調するなど、識別しやすい印字デザインを心がけています。

両面印字

両面印字 両面印字

PTPピッチコントロール(2008年より)

「より見やすく」「よりわかりやすく」をテーマに、PTPシートのピッチ(印刷間隔)を正確にコントロールし、PTPシートを切り離しても製品名や含量などが表示され判別できるようになっています。

PTPピッチコントロール

服薬アドヒアランス向上

苦味マスキング(2005年より)

苦味マスキングに適した生理活性物質含有粒子を用いて、服用性を改良した固形製剤を製造しています。