ジェネリック医薬品

新薬(先発医薬品)& ジェネリック医薬品(後発医薬品)

新薬(先発医薬品)の特許が切れたあとに販売されるジェネリック医薬品(後発医薬品)は、新薬と同じ有効成分、同等の有効性、安全性をもつ医療用医薬品です。

新薬の研究開発には10 年以上かかり、数百億円~数千億円の開発費が必要です。
※平成30 年9 月20 日 厚生労働省「第5 回 国立高度専門医療研究センターの今後の在り方検討会」の資料より

ジェネリック医薬品の場合、有効性や安全性が新薬と同等であることを証明するさまざまな試験を行い、厚生労働省に申請して承認を得ますが、開発開始から発売までの期間が短いうえ、開発費も抑えられるため、低価格で販売できます。

新薬(先発医薬品)& ジェネリック医薬品(後発医薬品)

ジェネリック医薬品の有効性、安全性

ジェネリック医薬品の有効性、安全性が先発医薬品と同等であるかどうかを確認する試験を「生物学的同等性試験」といいます。

ジェネリック医薬品の有効性、安全性

生物学的同等性試験を行った結果、薬物のCmax(最高血中濃度)とAUC(血中濃度曲線下面積)が基準内であれば、両製剤は「生物学的に同等である」とされ、厚生労働省の承認を受けてからジェネリック医薬品の製造・販売が可能になります。

ジェネリック医薬品の有効性、安全性 ジェネリック医薬品の有効性、安全性

ジェネリック医薬品に変えたいときは…

かかりつけの医師や薬剤師に伝える

病院やクリニックの主治医に、ジェネリック医薬品の処方ができるか聞いてみましょう。
また、薬局で処方箋をわたすとき、ジェネリック医薬品にできるか薬剤師に確認しましょう。

処方箋でチェックする

処方箋の「変更不可」の欄に「レ」または「☓」がついていないお薬は、ジェネリック医薬品に変えることができます。

処方箋でチェックする

ジェネリック医薬品希望カード

日本ジェネリック製薬協会発行の「ジェネリック医薬品希望カード」や厚生労働省が配布している「ジェネリック医薬品希望シール(おくすり手帳や保険証に貼付できます)」は、それぞれのホームページよりダウンロードできます。
カードやシールを利用して、医師または薬剤師に直接相談するとよいでしょう。

ジェネリック医薬品について、もっと知りたい方は…

日本ジェネリック製薬協会
厚生労働省