第4回 体調不良のお悩みに。 体内時計を探る!
監修
東海大学医学部 抗加齢ドック 教授
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科 特任教授
久保 明 先生
朝起きたら、太陽の光を浴びればいいのね。
でも曇や雨の日は、どうするの?
食事や運動だけ気をつければいいの?
曇の日も雨の日も太陽の光は届いているから、カーテンを開けて窓際に行けばいいんだ。
それから、体内時計を上手に働かせる生活習慣のポイントを覚えるといいよ。
体内時計をうまく働かせる午前中の過ごし方
- 洗顔、歯みがき、朝食の準備は、同じ時間に
- 毎朝、同じ時間に同じ行動をして全身の細胞の時計遺伝子に刺激を与えると、体内時計が調整しやすくなる。
- 朝食をとり1時間後にウォーキングなどのリズム運動を
-
元気やヤル気をもたらすセロトニンというホルモンの分泌がよくなる。
セロトニンは、夜になると快眠をもたらすメラトニンに変化するので、午前中にセロトニンをたくさん分泌しておくとよい。 - 大切な仕事をすませるように
- 午前10時頃からお昼頃まで、活動モードの交感神経が活発に働くので、ミスできないような大切な仕事は、午前中に集中して行うとよい。
