けんこう名探偵

第2回 シワやたるみのお悩みに。食べ方のコツで糖化を防ごう!

監修
東海大学医学部 抗加齢ドック 教授
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科 特任教授
久保 明 先生

な~るほど、とにかく野菜を先に食べて、それから魚や肉のおかずを食べて、最後にごはんやパンを食べるといいのね。
でも、定食ばかりはイヤだし、丼ものが好きだし…。どうしたらいいの?
天丼やカツ丼など、丼もの1品ばかりでは糖化が進むだけでなく、栄養面から見ても体によくないよ。
そこで覚えてほしいコツは3つ。ちょっとした工夫でも、続けると将来的に大きな違いがでてくるよ。

糖化を防ぐ食べ方 その2:外食するときのコツ

丼ものは、半分以上がごはん(糖質)。上に乗っている揚げものも、中身はタンパク質や食物繊維だけど、衣に使われてる小麦粉の7〜8割はデンプン(炭水化物)なんだ。
だから丼もの1品とか、パスタだけだと、血糖値が上がりやすい。外食するときは、次の3つを実行しよう!

  1. 丼ものやパスタなどの1品料理は、週1回未満に。
  2. サラダやおひたしなどの食物繊維を多く含む副菜を追加オーダーし、先に食べる。
  3. 「ごはんは少なめに」と注文する。もったいなくても、満腹になる前にごはんを残す。
代表的なメニューの糖質(1人前あたり)
100g以上
カツ丼、牛丼、カレーライス、中華丼
90g~60g
オムライス、チキンドリア、ミートスパゲッティ、カルボナーラ、広島風お好み焼き
30g以下
肉じゃが、ロールキャベツ、クリームシチュー、ハンバーグ

メニュー単品の糖質は少ないけれど、ごはんやパンなどをつけると、糖質が増えるので注意!

食物繊維を多く含む副菜を先に食べる