けんこう名探偵

第2回 シワやたるみのお悩みに。食べ方のコツで糖化を防ごう!

監修
東海大学医学部 抗加齢ドック 教授
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科 特任教授
久保 明 先生

恐るべし、糖化!
いろいろな病気が起こるのね。
若いうちから糖化を防ぐようにしないと、AGEはたまる一方ってことね。
どうしたら糖化を防ぐことができるの?
糖化を防ぐ食べ方を覚えて、実行しよう!
あまり神経質になる必要はないけど、ゼロよりは1の精神で続けることが大事だよ。

糖化を防ぐ食べ方 その1:懐石食べ

糖化を防ぐためには、食後の血糖値を急上昇させないことが基本。
炭水化物は血糖値を急上昇させるので、白米や食パンなどの精製された穀物、とくに丼ものなど、炭水化物メインの料理ばかり食べている人は要注意。懐石食べを心がけよう!

懐石食べ
懐石料理では、最初に旬の野菜、次に魚や肉のメイン料理、最後に汁ものとごはんがでてくる。
懐石料理のように、食物繊維➜タンパク質➜炭水化物(糖質)の順に食べると、血糖値の上昇がゆるやかになる。
定食などは、魚や肉のメイン料理のほかに、野菜の煮物やサラダ、豆類、お味噌汁などがついているので実行しやすい。
GI値別食材表

もう1つ、目安にしたいのが、食後の血糖値の上昇スピードを数値化した「GI値(グリセミック指数)」。
GI値の高い食品は、血糖値が急激に上昇し、GI値が低い食品は、血糖値の上昇がゆるやかになる。