けんこう名探偵

第6回 健康法のお悩みに。健康習慣のコツを探る!

監修
東海大学医学部 抗加齢ドック 教授
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科 特任教授
久保 明 先生


いろいろな健康法があるけれど、
たくさんありすぎて
何をしたら体によいのか
わからなくなっちゃった…

健康情報は玉石混交(ぎょくせきこんこう)だからね。
なかには科学的根拠がないものもあるし、 人によって合う健康法もあれば、
合わない健康法もあるんだ。

自分に合う健康法って、どういうこと?

人間の体は、とても複雑で、さまざまな矛盾をかかえる複合体。
血液がサラサラでも血管が硬い人、筋肉モリモリの体型でも腸が弱い人、
やせて見えるのに内臓脂肪が多い人もいる。
どこか1ヵ所だけが悪いわけではないし、「◯◯をすれば健康になる」というほど単純ではないんだ。

医学・健康情報が多すぎると…
情報の質が低下する
インターネットなどでは、単なる体験談から、数千人~数万人を対象にした科学的根拠があるものが並列されているため、情報の信頼性と共に自分にとって何が必要な情報なのか優先順位をつけにくい。
自分に適したものを選びにくい
「健康になるためには◯◯が良い!」といった単純でインパクトのあるメッセージは、誤解を生みやすいもの。
同じ病名でも、同じような症状でも、原因や解決策は人それぞれ異なるので、Aさんに効果のある健康法が必ずしもBさんに効果があるとはいえない。
ごはん、食パン、うどんのイラスト

若々しく健康的に、いつまでも自分のやりたいことができる「能力長寿」を実現するために、まずは健康習慣のコツを覚えよう!

もっと探る!①食事の見直し方